【カイロ高橋宗男、ニューヨーク坂東賢治】ベイルートで7日開催されたアラブ連盟(22カ国・機構)の緊急外相会議は、先月のローマ国際会議でレバノン側が提示した包括停戦案を支持する声明を採択。またムーサ事務局長らを国連本部に派遣し、イスラエル軍の即時撤退の明記など、米仏が提示した安保理決議案の修正を求める意向だ。
同連盟のマフマサーニ国連代表は同日、記者団に(1)イスラエルのブルーライン(国連が画定したレバノン・イスラエル国境)からの撤退(2)イスラエルが占領しているシャバア農場の国連管理(3)ヒズボラに拉致されたイスラエル軍兵士とイスラエルに拘束されているレバノン人受刑者の交換--の3点について修正を求める方針を表明した。
毎日新聞 2006年8月8日