インド洋で給油活動を行っている海上自衛隊について、社民党は「即時撤退」を求めていましたが、阿部政策審議会長は即時撤退には必ずしもこだわらない考えを示しました。
民主党と社民党、国民新党は連立政権の発足に向けて2日から政策担当者による協議を始めましたが、インド洋で活動中の海上自衛隊をめぐっては、民主党が「来年1月の期限切れに伴う撤退」を検討しているのに対し、社民党は「即時撤退」を求め、意見の隔たりが出ていました。
これについて社民党の阿部政審会長は、3党の連立協議の後記者団に対し、「明日か1月かという議論は現実的でない。結果的には1月ぐらいの線になるのではないか」と述べ、即時撤退に必ずしもこだわらない考えを示しました。
連立政権の発足を前に、社民党は現実的な対応に転換した形です。(02日20:10)