パキスタン北西部で２８日、車を使った大規模な爆弾テロがあり、少なくとも９０人が死亡しました。

　テロが起きたのは、パキスタン北西部・ペシャワルの市場で、２８日、爆弾を積んだ車が爆発し、買い物中の女性客ら少なくとも９０人が死亡、１６０人以上が負傷しました。

　パキスタンで起きた単独の爆弾テロとしては、今年、最大規模の被害です。

　パキスタンでは今月に入って自爆テロなどが相次ぎ、２７日までに市民ら１６０人以上が死亡しました。軍はイスラム過激派武装組織「パキスタンのタリバン運動」の犯行とみて、隣国・アフガニスタンとの国境地域で大規模な掃討作戦を続けています。

　これまでのところ犯行声明は出ていませんが、今回のテロは掃討作戦に対する報復との見方が出ています。（29日00:05）