大分県九重町野上の国道210号の尾本トンネル付近で5日夜、積雪や路面の凍結のためスリップした大型トラックが道路をふさぎ、上下線の計約100台が数時間立ち往生した。県警玖珠署によると、負傷したり体調不良を訴えたりした人はいない。
国土交通省大分河川国道事務所は午後7時半ごろに事態を把握。九重町右田から由布市湯布院町川西の約21キロを通行止めにしたうえで除雪作業を進め、午後10時すぎに立ち往生は解消した。
大分地方気象台は、山間部で10センチ程度の積雪の可能性があるとして、午後7時55分に県北部、中部、西部に大雪、着雪注意報を出した。