初恋は4人に3人が実らず、ほろ苦い思い出に――。婚礼サービス大手のワタベウェディング(京都市)が首都圏の若者を中心に実施した調査によると、初恋が実ったのは2割強にすぎないとの結果が出た。恋愛や結婚の価値観は時代とともに多様化しているが、同社は「初恋は人生で1回しか味わえない特別な経験。成功のハードルは高い」とみている。
調査は昨年10~11月、主に首都圏の10~20代の男性172人、女性1510人の計1682人を対象に実施した。
「初恋は実ったか」と聞いたところ「はい」と答えたのは23.3%で、残りの76.7%は成就しなかったとした。約8割は交際に至らなかったことがうかがえた。
初恋の年齢は「6~12歳」が55.6%で最も多かった。15歳までに9割以上が初恋を経験していると回答した。
初恋の相手は「同級生」が80.9%と最多で、「幼なじみ」の7.4%、「学校の先輩」5.4%に大差をつけた。少数で「塗装工事の現場監督」「会ったこともないインターネット上の友達」という回答もあった。〔共同〕