■比亜迪(BYD、中国自動車大手) 13日、全額出資子会社で、電子部品などを手掛ける「深圳市比亜迪電子部品件」を最大23億元(約440億円)で売却すると発表した。エコカー開発や新エネルギー分野に集中する。
売却する子会社はプリント基板や換気扇、洗濯機など幅広く電機関連の部品、製品の開発、販売を行っていた。14年の売上高は約46億元、純利益は約2億元だった。BYDは同子会社を非中核事業と位置づけ、タブレット用の液晶パネルや周辺電子部品を手掛ける合力泰科技(山東省)に売却する。
合力泰科技はBYDに支払う約440億円のうち75%はBYDに新新株を割り当て、残りの25%を現金で支払う予定という。これにより、BYDは合力泰科技の増資後、発行済み株式の12.3%を保有する株主となる予定。(広州=中村裕)