安倍晋三首相は10日夕、東日本大震災から11日で4年を迎えるのにあたり首相官邸で記者会見し、「被災者の今も癒えることない悲しみと厳しい生活環境のもとでの苦労にしっかりと寄り添いながら復興に全力を挙げていく決意を新たにしている」と強調した。そのうえで、5年間の集中復興期間が2016年3月で終了することに関して、「次の5年間の新たな復興支援の枠組みを今年夏までに策定する」と表明した。
さらに「福島に新しい復興拠点をつくり、まちづくりを進めていく」と説明。ロボットや再生可能エネルギーを挙げ、「世界最先端の研究、新産業が生まれる」支援に全力を尽くす考えを示した。「復興はいまだ道半ば。私たちの歩みは確実に前へ前へと進んでいる」と語った。〔日経QUICKニュース(NQN)〕