福井県勝山市で東邦大大学院生の菅原みわさん(25)が殺害された事件で、福井大大学院の特命准教授、前園泰徳容疑者(42)=殺人容疑で逮捕=が当初「菅原さんの車が雪で動かなくなり、自宅から徒歩で助けに行った」と説明していたことが15日、捜査関係者への取材で分かった。事件当日とされる12日は数十センチの積雪だったが、スリッパ姿だったという。
捜査関係者によると、同容疑者は呼び出され、駆け付けると車内でぐったりした菅原さんを見つけたと説明したが、不審点が多いことから県警が捜査。死因が首を絞められたことによる窒息死だったため、殺人事件と判断した。
捜査関係者によると、同容疑者は事件への関与を認めている。県警は同容疑者が車内で菅原さんを殺害したとみており、2人の間に何らかのトラブルがなかったかなど詳しい状況を調べる。〔共同〕