徳島空港(徳島県松茂町)で5日、海上自衛隊の管制官が滑走路上の作業車両への退避指示を忘れ、羽田発の日航機が着陸をやり直したトラブルで、空港を管理する海上自衛隊徳島教育航空群などは6日、管制官から当時の状況を聴き、ミスの原因調査を本格化させた。
運輸安全委員会も、原因究明のため航空事故調査官2人を徳島空港に派遣した。
同航空群は当初、管制塔に4人いたと明らかにしたが、その後、1人だったと訂正した。管制官は通常4人で勤務することが多く、態勢が十分だったかも調べる。
同航空群によると、作業車両が海自の委託を受け、滑走路上で距離を示すランプの交換作業中、管制官が無線で退避を指示するのを忘れ、着陸許可を出していた。〔共同〕