6日午前の東京外国為替市場で円相場は反発した。12時時点は1ドル=119円06~09銭近辺と前週末3日17時時点に比べ57銭の円高・ドル安で推移している。朝方は3月の米雇用統計が市場予想を大幅に下回ったことで、ドル売り・円買いが強まった前週末の海外市場の流れを引き継いだ。日経平均株価が前週末と比べ反落していることも「低リスク通貨」とされる円の買い材料になった。その後は中値決済に絡む取引で「ドルがやや不足」(国内銀行)していたとの指摘があった。国内輸入企業などの押し目のドル買いも見られ、円は伸び悩んだ。中国市場などが休場で、市場は全体として閑散としていた。
9~12時の円の高値は118円83銭近辺、安値は119円17銭近辺で、値幅は34銭程度だった。
円は対ユーロで続落。12時時点は1ユーロ=130円74~78銭近辺と同68銭の円安・ユーロ高で推移している。新たな取引材料がなく、積極的に持ち高を傾ける動きは少ない。
ユーロは対ドルで4日続伸。12時時点は1ユーロ=1.0979~82ドル近辺と同0.0108ドルのユーロ高・ドル安で推移している。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕