千葉市教育委員会は15日までに、同市稲毛区の市立千草台東小学校で11日に出された給食の米飯にたばこの葉などが混入し、口に入れた6年生の男子児童1人が一時、体の不調を訴えたと明らかにした。
市教委によると、千葉県大網白里市の業者が11日に炊飯し同小に配送。男児が米飯を口に入れた直後にたばこの葉が入っていることに気付き、担任に報告した。男児は当日夜に充血と鼻血の症状を訴えたが、現在は回復しているという。
5年生の1クラスでも配膳前に米飯にたばこのフィルターが混じっているのが見つかった。すぐに給仕を中止し、校内放送でも呼び掛けたが、間に合わず6年生の男子児童らが食べてしまったという。
この業者は県内の28校に米飯やパンなどを納入しており、県学校給食会は業者の納入を15日以降停止。保健所とともに立ち入り調査を実施し、たばこが混入した経緯などを調べている。〔共同〕