和歌山県太地町の追い込み漁で捕獲されたイルカの購入が倫理規定に違反するとして、日本動物園水族館協会(JAZA)が国際組織から会員資格を停止された問題で、JAZAに加盟する水族館・動物園34施設がイルカを飼育し、うち少なくとも19施設は太地町から入手していることが19日、共同通信の取材で分かった。
JAZAには動物園89と水族館63が加盟しており、同日、世界動物園水族館協会(WAZA)に残留するかを決める投票を実施した。開票は20日。
12~17日、各施設に電話で取材した。19施設には、入手時期が古く記録の残っていないケースもあるが、いずれも追い込み漁での捕獲とみられる。34施設のうち11施設は太地町から入手しているかどうかや飼育状況を明らかにしなかった。〔共同〕