スピードスケート女子の平昌(ピョンチャン)五輪金メダリスト、小平奈緒(31)=相沢病院=と高木美帆(23)=日体大助手=が6日、横浜アリーナであったフィギュアスケートのアイスショーに「出演」した。
小平は、フィギュア男子で2010年バンクーバー五輪代表の織田信成さんにスタートを教えた。高木美は、フィギュア女子で五輪4位の宮原知子(関大)と同6位の坂本花織(シスメックス)、さらに織田さんとともに団体追い抜きに挑戦。4人は縦に隊列を組んで滑り、先頭交代も鮮やかにこなした。
小平も高木美もフィギュアを目の前で見たのは初めて。小平は満員の8千人の観客に向けて、「楽しい機会で勉強になった。みんなでスケート界を盛り上げていきたい」。高木美も「スピードスケートも生で見ると楽しい。ぜひ足を運んでください」とアピールした。
公演後に報道陣の取材に応じた小平は、「華やかな舞台でキラキラしていた。スピンをやってみたい」と話した。かつてヒップホップダンスを習っていた高木美は、「ジャンプは怖いけど、氷の上で踊ってみたい」と言い、ショーを満喫した様子だった。
ショーは五輪メダリストらが出演する「スターズ・オン・アイス ジャパンツアー2018」。平昌五輪男子銀メダリストの宇野昌磨(トヨタ自動車)や、女子金メダリストのアリーナ・ザギトワ(ロシア)、銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ(同)らも登場した。(浅野有美)