中小型液晶パネルのジャパンディスプレイ(JDI)は25日、石川県白山市の新工場建設に着手した。2016年5月の稼働時には、スマートフォン(スマホ)換算で月産700万台分のパネルを生産する。同工場の総投資額は1700億円。米アップルから多額の資金拠出を受けており、次世代iPhone向けにパネルを供給する計画だ。
同日開いた起工式には大塚周一社長のほか、石川県の谷本正憲知事らも出席。大塚社長は「(強みを持つ)低温ポリシリコン(LTPS)技術で世界の覇者になる。白山工場で一段の飛躍につなげる」と話した。谷本知事は「地方創生、人口減少に歯止めをかけるために雇用の場を用意することが重要だ」と応じた。