27日午後2時ごろ、大阪府豊中市服部西町1のマンションで「人を切った」と男の声で110番があった。6階に住む職業不詳、滝畠裕美さん(33)と長男(1)が病院に搬送され、滝畠さんは首や腹など数カ所を切られており、死亡が確認された。長男にけがはなかった。
大阪府警豊中南署は、同じ階に住む自称無職、上原亮宏容疑者(53)を殺人未遂の疑いで現行犯逮捕した。同署によると、上原容疑者は「刺したが、殺すつもりはなかった」と殺意を否認している。同署は殺人容疑に切り替えて捜査する。
同容疑者は「数日前に滝畠さんの長男が玄関のドアをたたいたので、文句を言いに行ったことがある」などと話しており、同署は滝畠さんとの間でトラブルがなかったかどうかも調べる。
逮捕容疑は27日午後2時ごろ、マンション6階のエレベーター前で、刃物で滝畠さんの首に切りつけたほか、腹や足を刺した疑い。