【ワシントン＝川合智之】米政府は石炭火力発電所から排出される二酸化炭素（ＣＯ2）に対する規制強化に乗り出す。火力発電からのＣＯ2排出量について、2030年までに05年比で従来より２ポイント上積みした32％の削減を目指す。オバマ大統領は、今年末にパリで開かれる第21回国連気候変動枠組み条約締約国会議（ＣＯＰ21）などで主導権を握りたい考え。ただ、電力会社や石炭産業や野党・共和党の反発が予想される。…