大阪府の松井一郎知事(大阪維新の会幹事長)は11日、自民党府議団が請求した臨時府議会の招集について、記者団に「手続きを踏んで出されたものには応じる」と述べ、府議会を月内に開く考えを示した。自民は、府と大阪、堺両市の3首長と各議会議員で構成する「大阪戦略調整会議」(大阪会議)の議決方法を見直すため同会議設置条例改正案を提出する。
同条例は議事について、3自治体それぞれの出席委員の過半数で議決すると規定。自民は運営ルールなどは全体の過半数で決めるとの改正を目指す。松井氏は「改正案をそのまま成立させるかどうかはじっくり考える」と述べ、可決の場合に「再議権」を行使する可能性を否定しなかった。
大阪会議は13日に第2回会合が予定されているが、自民府議団は欠席する方針を決めており、他会派の対応次第では定足数を満たさなくなる。