大分市のJR日豊線大在駅で6日朝、構内の線路付近から靴7足が見つかり、上り普通列車(2両編成)が1駅前の坂ノ市駅で約25分間停止した。JR九州の社員が靴を取り除き、安全が確認できたため運転を再開、けが人はいなかった。
大分県警大分東署によると、5日午後11時ごろ、駅の近くに住む男性会社員(54)が妻(48)の靴を投げ込んだという。男性は「夫婦げんかをして、腹いせで持ち出して投げた」と話しており、同署は列車往来危険の疑いで調べる。
大分東署とJR九州によると、靴は1足の片方がレールの間にあり、残りは線路脇の草むらにあった。男性が靴を投げ込むのを見た妻が運行に支障が出るのを心配し、6日午前5時10分ごろにJR九州に連絡した。列車は午前6時18分に大在駅を出る予定だったが、見つかるまで坂ノ市駅で停車した。〔共同〕