【ベルリン=共同】ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)のウィンターコルン会長は20日、排ガス規制逃れのため一部のディーゼルエンジン車に違法ソフトウエアを搭載していた問題で「信頼を裏切り、深くおわびする」と謝罪した。ホームページに声明を掲載した。
事実関係を解明するために外部調査を依頼したことも明らかにした。調査の依頼先などは明らかにしていない。
米環境保護局(EPA)が18日に、VWと傘下のアウディの一部ディーゼルエンジン車に違法ソフトを搭載していたと発表した。米メディアによると、大気浄化の法令違反で最大約180億ドル(約2兆1600億円)の民事制裁金を科す可能性がある。
ウィンターコルン氏は当局に「全面的に協力している」などと説明し、信頼回復に全力を尽くす考えを強調した。