【ニューヨーク＝蔭山道子】英調査会社マークイットが23日発表した９月の米製造業の購買担当者景気指数（ＰＭＩ）速報値は53.0だった。2013年10月以来の低水準となった８月から横ばい。米製造業の景況感が伸び悩んでいる様子を映した。市場予想とはほぼ一致した。

指数は３月を直近のピークに、徐々に水準を切り下げてきた。50を上回れば景況感の拡大、下回れば縮小を示す。

個別項目は「生産」が前月比で上昇した。「工場出荷価格」は約３年ぶりに50を割り込むなど価格関連の項目が低下した。「新規受注」や「雇用」も前の月と比べて拡大ピッチが縮小した。