東洋ゴム工業(5105)は30日、防振ゴムの性能データを改ざんしていた問題に関連し、1999~2015年を対象にした調査結果を公表した。問題のあった製品は最終的に83品番の4万6646個に達し、船舶用で10社、鉄道車両用で5社、その他産業で2社、それぞれ納入していた。
今回1999~2004年まで遡って追加調査した結果、新たに2品番の2880個で問題が見つかった。一方で、既に公表した調査結果のうち問題がなかったものもあり、最終的に問題のあった製品は4万6646個となった。
今後は自社による試験を実施するほか、第三者機関に検査を依頼する。業績への影響については、発生する費用を十分に想定できないため、判明し次第公表するとした。〔日経QUICKニュース(NQN)〕