東日本大震災から4年9カ月となる11日、岩手、宮城、福島各県の警察が行方不明者の手掛かりを求め、沿岸部の集中捜索を始めた。
宮城県石巻市では津波で水没していた長面(ながつら)地区の河口付近約100ヘクタールを、河北署員ら約60人が遺留品を見つけようと手作業で捜索。10日も約100人態勢で作業しており、2日続けての大規模な集中捜索となる。
同地区は6月から市がポンプで海水を抜き取り、7月から先月30日まで、約140日間かけて重機による捜索もしていた。長面を含む大川地区は震災で382人が犠牲になり、大川小の児童4人を含む36人の行方が分かっていない。〔共同〕