大塚家具は25日、大塚久美子社長の父で創業者の大塚勝久前会長が筆頭株主でなくなったと発表した。勝久氏が8月から順次、株式を市場で売却してきたため。議決権ベースの保有比率は10.00%に下がり、第2位株主になった。一族の資産管理会社である「ききょう企画」が10.15%を持つ筆頭株主になった。
勝久氏は株式を売却する前は18.88%を保有していた。大塚家具は久美子社長の取締役選任を巡り、今春の株主総会で同社長側と勝久氏による委任状争奪戦に発展した。ききょう企画は総会で久美子社長を支持した経緯がある。