法務省は22日、1994~96年に保険金目的などで3人を殺害したとして、強盗殺人や殺人の罪で死刑が確定していた元輸入商、松本昭弘死刑囚(61)が同日朝、肺炎のため、収容先の八王子医療刑務所で死亡したと発表した。
確定判決によると、松本死刑囚は94、95年、弟ら2人=いずれも死刑確定=と共謀し、死亡保険金を目的として男性2人をそれぞれフィリピン・マニラ市で殺害。96年には長野県で別の男性のキャッシュカードを盗んだうえ殺害した。
法務省によると、刑事施設に収容されている確定死刑囚は126人となった。