大阪府は8日、公立学校の管理・指導を行う府教育委員会事務局が、私立学校も所管する「教育庁」構想で、現在知事部局が担っている私学に関する業務を教育長に委任し、部局としての「私学課」や役職としての「私学監」を設置する方針を固めた。
府によると、府教委事務局を「教育庁」へと組織改編し、公立学校を所管する従来の部局とは別に、「私学課」を設置する。私立学校に関する事務の統括役として、部長級の「私学監」というポストも設ける。
また、府は当初、府立大も移管する方針だったが、今後の大阪市立大との統合議論を見据え、知事部局が引き続き担当する。