21日午後10時半ごろ、東京都大田区の警視庁田園調布署5階の男子トイレ個室で、同署地域課の男性警部補(53)が口から血を流して倒れているのが見つかり、搬送先の病院で死亡が確認された。警部補の近くに拳銃と銃弾1個が落ちていた。同署は拳銃で自殺したとみており、トラブルなどがなかったか調べている。
同署によると、警部補は当直勤務中で、休憩時間が終わっても姿を見せないので同僚が署内を探していたところ、5階のトイレで倒れているのを発見した。個室の鍵はかかっていなかったという。
田園調布署では昨年10月、同じトイレ個室で地域課の別の男性警部補(当時29)が拳銃自殺している。遺書のようなメモが見つかったが、同署は動機について「プライバシーに関わるので言えない」としている。
2人の警部補は同じ地域課だが、担当は異なっていた。