長野県・志賀高原の「ホテルサニー志賀」で1月、高校生の貴重品が大量に盗まれた事件で、県警は近く、窃盗容疑などで逮捕した同ホテル元従業員、高山憲一容疑者(47)=同県山ノ内町=を、昨年8月の大量盗難事件に関する窃盗と建造物侵入の疑いで再逮捕する方針を固めた。捜査関係者への取材でわかった。
早稲アカ、生徒340人分のスマホなど紛失 中3夏合宿
捜査関係者によると、被害に遭ったのは、同ホテルで合宿中だった東京の大手進学塾「早稲田アカデミー」の中学生約340人。高山容疑者は昨年8月8日夕~翌朝にホテルに侵入、ロビーに置かれていた財布やスマートフォンなどを盗んだ疑いがあるという。
県警は3月20日、パチンコ店で財布などを置き引きしたとして高山容疑者を窃盗容疑で逮捕。自宅を家宅捜索したところ財布数点が見つかり、昨年8月に盗まれた中学生のものと特定した。高山容疑者は県警の調べに、「自分がやった」と話しているという。