バレーボールの黒鷲旗全日本男女選抜大会は30日、大阪市中央体育館で開幕。男女のグループ戦16試合があり、男子はプレミアリーグと全日本選手権をともに初制覇した豊田合成が早大を3―1で下した。2連覇を狙うサントリーは中大にストレート勝ち。女子で2連覇のかかるJTは上尾に2―3で敗れた。リオデジャネイロ五輪の世界最終予選を控えた男女の全日本代表候補は参加していない。
■早大、王者から1セット奪う
早大が「王者」豊田合成から1セットを奪った。0―2で迎えた第3セット。拾って拾って相手エースのイゴールをイラつかせ、多彩な攻めでこのセットを奪った。春の関東大学リーグでは現在3勝3敗。格上に思い切りぶつかって勢いをつけようと、大阪に乗り込んだ。「自信になりますね」。主将の山口が、流れる汗を拭きながら言った。