12日の東京株式市場で、日経平均株価は4日続けて値上がりした。終値は、前日より67円33銭(0・41%)高い1万6646円34銭だった。東京証券取引所第1部全体の値動きを示すTOPIX(東証株価指数)は、同2・97ポイント(0・22%)高い1337・27。出来高は20億6千万株。
前日の米株安の流れを引き継ぎ、朝方は幅広い銘柄で売りが先行した。トヨタ自動車が、2017年3月期の営業利益が前年比約4割減になるとの見通しを前日に発表したことも投資家の心理を冷やした。日経平均は一時、前日終値より200円超値下がりした。
ただ、午後に外国為替市場の円相場がやや円安・ドル高に振れると、輸出採算が改善するとの見方から買い注文が優勢になった。