■小池晃・共産党書記局長
昨年度の年金積立金の運用が5兆数千億円のマイナスになったそうだ。4月からの3カ月でも株価は18%下がり、2兆円くらいの損をしたことになる。大変な事態だ。
(安倍政権が)年金運用の25%だった株式比率を50%に引き上げたから、株価が下がったら大変な損が生じている。安倍首相の責任ははっきりしている。
安倍さんのポケットマネーだったら許せる。だが年金資金は安倍さんのポケットマネーではない。皆さん一人ひとりの財産だ。その運用の仕方を自ら変えた以上は結果を国民に示し、選挙で審判をうけるのが民主主義のやり方ではないか。
こんなでたらめなやり方を、隠蔽(いんぺい)体質を、私は絶対に許すことができない。今度の選挙は「消えた年金」ではない。「消した年金」になりつつある。この安倍さんのやり方にきついおきゅうを据える選挙にしていこうではないか。(千葉県船橋市での街頭演説で)