琴奨菊(右)は妙義龍の押し出しに敗れる=小玉重隆撮影
(12日、大相撲名古屋場所3日目)
どすこいタイムズ
わずか3場所前の初場所で日本出身力士として10年ぶりに賜杯(しはい)を抱いた琴奨菊が、2011年九州場所での大関昇進以来、初となる初日からの3連敗。泥沼でもがいている。
角界一の出足を誇る立ち合いに迷いが見える。押し相撲相手に捕まえようと思ったのだろう。左の張り差しにいった。だが、自らの重心の低さを消してしまう作戦に出たために、上体が起きる。妙義龍に踏み込まれ、ズルズル後退。何も出来ないまま土俵を割った。
唇をかみながら引き揚げた大関…