富山県議会の矢後肇副議長(56)=自民=は、2010~14年度に書籍代の名目で使った政務活動費計約460万円が架空請求だったとして、14日に副議長を辞任した。矢後県議は「対象の金額を速やかに返還する」としている。
富山県副議長、政活費に虚偽領収書 460万円架空請求
県議会事務局に提出した矢後県議の政務活動費の収支報告書には、計約450冊の書籍を県内の同一書店で購入したとして、計約460万円分の領収書が添付されていた。13日に記者会見した矢後県議は、手元にあった書店の領収書をもとに店の印鑑も含めて偽造したことを認め、「県政への信頼を大きく損ねたことをおわびする」と謝罪した。
政務活動費は、余れば返還することになっている。矢後県議によると、10年度ごろに「返還するくらいなら、将来に金を残しておけないか」と思って架空請求を始めたという。
やめたのは14年度で、政務活…