ドキュメンタリー映画「いただきます みそをつくるこどもたち」の一場面
食育で知られる福岡市早良区の高取(たかとり)保育園を描いたドキュメンタリー映画「いただきます みそをつくるこどもたち」が完成した。みそを造り、玄米ご飯を食べ、いきいき過ごす子どもの姿を通して、食の大切さを伝える。25日に福岡市で上映会がある。
高取保育園では年長組の子どもたちが毎月100キロのみそを仕込む。それを使ったみそ汁、玄米ご飯、納豆などの給食を園児が食べる。梅干しやたくわん、高菜漬けも園児の手作り。はだしで駆ける運動会、何キロも歩く登山遠足など、食だけでなく年間を通した保育活動を65分に凝縮した。
監督は「VIN OOTA」さん(太田敏、55)。昨春から1年間、東京から撮影に通い、子どもたちに溶け込んで自然な表情をとらえた。ナレーションは女優の石田ゆり子さん。映画「はなちゃんのみそ汁」のモデルとなった同園卒園児の父、安武信吾さんがプロデューサーを務めた。VINさんは「子育て中のお父さんお母さんに、子どもと一緒に見てほしい」と話す。
25日の上映会は、福岡市の女…