東京五輪の追加競技に決まり、笑顔で並ぶ大野修聖(右端)らサーフィンの選手たち=4日午前5時19分、千葉市美浜区、北村玲奈撮影
2020年東京五輪で、野球・ソフトボール、空手、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィンの追加が4日、決まった。選手ら関係者は歓喜に沸くとともに、早くも「ポスト東京五輪」を見据える。
野球・ソフト、東京五輪で3大会ぶり復活 4競技初採用
国際オリンピック委員会(IOC)が五輪へ若者の関心を向かわせるために、その人気を当て込むサーフィン。会場予定地の千葉・一宮町出身で、昨年の全米オープン大会で優勝した大原洋人(ひろと、19)は「地元の人にもいいパフォーマンスを見せたい」と喜んだ。
スケートボードも北米を中心とする賞金大会「Xゲームズ」で人気が定着する。競技を統括する国際ローラースポーツ連盟(FIRS)のサバティノ・アラク会長は「スケートボードが東京を舞台に繰り広げられることによって、先進的で野心的な街だと、世界から一目置かれるだろう」と述べた。
スポーツクライミングの複合種目のひとつで、転落防止のロープを装着せず登る「ボルダリング」は日本勢が世界トップの実力を誇る。同種目で今季W杯男子総合1位の藤井快(こころ、23)は「夢の舞台に加われると思うとワクワクする」。
08年北京大会以来3大会ぶり…