(17日、ヤクルト9―1DeNA)
山田、川端、雄平ら昨年のセ・リーグ優勝を支えた主力が相次いでけがで離脱する中、ヤクルトの小川が奮起した。志願の完投と決勝本塁打。自力での可能性を残すクライマックスシリーズ進出へ、投打に大車輪の活躍だ。
四回まで無安打。五回に1点失ったが、六回2死一塁で、4番筒香を144キロの直球で空を切らせるなど、主砲を4打数無安打と沈黙させた。「後ろの投手に迷惑をかけていたので、絶対最後までいく」。代名詞の足の上げ方に一工夫を加え、直球でぐいぐい押すかと思えば、走者のいない時にクイックを交えて打者を揺さぶった。勝ち越し本塁打は同点の六回。「なかなか点が入らず何とかしたかった」。速球を左中間へはじき返すプロ2本目。今季初となる一発が貴重な決勝点となった。
今季は3年連続の開幕投手を任…