機能性表示食品として届け出た江崎グリコの「リベラ」=東京都港区
チョコレートの「健康志向」化が進んでいる。メーカーは脂肪吸収を抑えたり、腸の調子を整えたりするとされる成分を使い、女性らにアピールする。「甘いものは太るかも……」という消費者の後ろめたさを和らげる効果もねらう。
江崎グリコは、機能性表示食品のチョコ「リベラ」(税込み162円)を年内にも増産する考えだ。トウモロコシ由来の食物繊維「難消化性デキストリン」を配合し、パッケージに「脂肪と糖の吸収を抑える」と説明する。3月に発売したところ、計画の数倍売れ、品薄状態という。
機能性表示食品は、一定の科学的根拠をもとに企業が国に届け出れば、食品に含まれる成分の機能を表示できる制度だ。グリコの長崎宗則ブランドマネージャーは「ストレス低減効果のある成分入りのチョコが人気になるなど、機能性を求める志向が高まっている」と話す。
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