日米両政府は1日、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)に配備されている米海兵隊の新型輸送機MV22オスプレイの県外への訓練移転を進めるため、日本側が移転に伴う追加的な経費を負担することで合意した。沖縄の基地負担軽減を後押しする姿勢を示すことで、普天間飛行場の県内移設に反対する同県の理解を求める狙いがある。
同日開かれた外務・防衛当局者による日米合同委員会で合意した。本来は沖縄周辺で実施予定の訓練に代わり、日本側の要請で本土や国外で行われる訓練について、経費を負担する。
まずは、12日からグアムなど国外で約3週間行われる米軍単独の訓練で、日本側が燃料費など約7億円を負担する。同訓練には、普天間配備のオスプレイ24機のうち16機程度が参加する。さらに、日本本土での年度内の訓練実施に向けても調整中という。
沖縄県の翁長雄志(おながたけ…