千葉県酒々井(しすい)町の住宅で切断された遺体が見つかった事件で、死体損壊と死体遺棄の疑いで逮捕された住人のアルバイト店員、竹内愛美容疑者(25)が県警の調べに「2週間くらい前に自宅で弟と口論になった。もみ合いになり、刃物で死なせてしまった」と話していることが捜査関係者への取材で分かった。
切断された遺体は「弟」、容疑者が供述 千葉・酒々井
竹内容疑者は自宅で遺体を何らかの手段で損壊し、ポリ袋に入れて遺棄した疑いで逮捕された。県警は、遺体が8月末ごろから連絡が取れなくなっている同居の弟の諒(りょう)さん(21)とみて確認を進めるとともに、死亡した経緯を調べる。
捜査関係者によると、竹内容疑者は「遺体を隠そうと思い、刃物で切断した」との趣旨の供述をしているという。遺体は10以上に切断され、複数のポリ袋に入れられているのが住宅のリビングで見つかり、隠そうとした形跡はなかった。腐敗の進みは遅く、一部は凍っていた。竹内容疑者は「冷蔵庫に入れた。においを防ぐためだった」とも話しているという。
県警は14日、竹内容疑者を千葉地検に送検した。