大阪府の松井一郎知事(大阪維新の会代表)は20日、大阪市をなくし「特別区」に再編する大阪都構想について、再編内容を検討する法定協議会設置のための関連議案を来年2月の府議会に提出する考えを示した。府庁で記者団に語った。
松井氏はこれまで、都構想か、市を残して区の権限を強化する「総合区」を導入するかを問う住民投票を2018年秋までに実施する考えを示している。
特別区に再編するには、大都市地域特別区設置法に基づく法定協で協定書を決めることになっている。ただ法定協設置には府議会と大阪市議会での承認が必要。大阪維新はそれぞれ第1党だが過半数に届いておらず、今後、他会派との協議で難航が予想される。