2020年東京五輪・パラリンピックのボート・カヌー会場について、小池百合子・東京都知事の選んだ調査チームが、「海の森水上競技場」(東京湾臨海部)と宮城県が誘致する「長沼ボート場」の複数案を候補地として示すことが25日、明らかになった。それを受けて小池氏は月内にも結論を出し、国際オリンピック委員会(IOC)などと協議する。
小池氏が同日、報道陣に「調査としての答えは複数案という形になる」と明らかにした。また、都としての結論についても「(IOCから)『都が決め打ちをすると連携が難しくなるかもしれない』と聞いている」と述べ、複数の案となる可能性を示した。
調査チームが候補に挙げるのは、「海の森」を大会後も利用する恒久施設にするか、大会後に取り壊す仮設施設にする2案と、「長沼」を活用する計3案。
いまの計画は「海の森」の恒久…