十回裏2死二塁、大瀬良(手前)からサヨナラの右前適時打を放つ大谷=白井伸洋撮影
(25日、日本シリーズ第3戦 日本ハム4―3広島)
内角低め、ひざ元だった。十回2死二塁。大谷は腕をたたみ、バットを出す。「フォークが来ると思ったが、追い込まれたので(狙いを)広く待っていた」。打球は一、二塁間を抜ける。俊足の西川が二塁から駆け、本塁へ達した。
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ペナントレース中の打率は3割を超え、本塁打は20本以上。安打も100本を上回った。打者として大きく成長した今季、厳しくなった内角攻めを悲観しなかった。「試合のなかで経験したほうが、練習になる」。その成果を大一番で発揮した。
相手の先発は黒田だった。同じ…