東京都目黒区の会社員中元志織さん(24)が行方不明になり、元交際相手の男が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、男が遺体を切断したと説明している中元さんの部屋からは、微量の血液反応しか検出されなかった。捜査関係者への取材でわかった。男は遺体を運ぶバッグや室内洗浄用の薬剤、清掃用品などを購入していたといい、警視庁は、男が事件の証拠隠滅を図っていたとみている。
24歳女性不明、元交際相手を死体遺棄容疑で逮捕
男は住所不定、無職佐賀慶太郎容疑者(50)。捜査関係者によると、「中元さんの部屋で果物ナイフで刺した。遺体は風呂場で出刃包丁を使って関節ごとに分けて切断した」などと供述しているという。
捜査1課の現場検証では、中元さんが住んでいたマンションの居室や風呂場からは微量の血液反応しか確認されなかった。一方、佐賀容疑者が洗浄用の薬剤や清掃用具を複数購入していたことがわかった。同課は、佐賀容疑者が遺体を切断した後、薬剤を使って入念に室内の掃除をしたとみている。
また、佐賀容疑者は遺体を切断…