韓国の朴槿恵(パククネ)大統領の弾劾(だんがい)訴追案が9日午後の国会本会議で採決される。厳しい世論を受けて与党セヌリ党の一部も賛成に回り、可決される公算が大きい。可決の場合、大統領は職務停止となる。野党3党は否決の場合は所属議員全員が辞職する構えを見せており、韓国メディアは「運命の日」と伝えている。
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与党は自主投票の方針。与党で朴氏と距離を置く「非朴派」は9日朝に会合を開いた。終了後、報道官役を務める議員は「私たちは可決されると確信している」と述べた。
弾劾訴追の可決には、国会議員300人のうち200人以上の賛成が必要だ。野党と無所属議員で計172人で、与党から28人以上の賛成が必要になる。9日の非朴派の会合には30人あまりが出席しており、全員が賛成票を投じれば可決する計算だ。
採決は通常、議席にある画面に…