日米韓が1月5日前後にワシントンで次官協議を開く方向で調整していると、複数の日米韓関係筋が明らかにした。オバマ政権で最後の3カ国による高官協議になる見通し。日本政府はトランプ次期政権関係者とも接触し、1月下旬の首脳会談実現に向けて調整を進めるとみられる。
次官協議は、外務省の杉山晋輔事務次官、ブリンケン米国務副長官、林聖男(イムソンナム)・韓国外交省第1次官で行われ、北朝鮮核問題や南シナ海の領有権問題をめぐる3カ国協力などで意見交換をするとみられる。トランプ次期政権が政策を変える可能性をにらんで日米韓の結束を確認する目的で、ソウルで開く予定だったが、米国がワシントンに変更するよう要望したという。
杉山氏は3カ国での協議後、ニューヨークを訪れ、トランプ次期政権の関係者と日米首脳会談に向けて調整するとみられる。安全保障担当大統領補佐官に就任するマイケル・フリン元国防情報局長らと会談するとの見方が出ている。
トランプ氏が離脱を表明してい…