創価大の田中正義。1年目から「開幕ローテ」を目指す
プロ野球ソフトバンクに2017年、ドラフト会議で最大の注目を集めた創価大の田中正義投手(22)が入団する。日本一奪還を目指す今季に向けて「チームのいい刺激になる」と工藤監督。最速156キロを誇る注目の右腕は「相手を圧倒する投手になりたい」とプロでの活躍を誓った。
――5球団競合の末に、ドラフト1位でソフトバンクへ。現在の心境は?
「本当にいい球団に入ったな、という印象です。工藤監督はけがに対する意識がものすごく高い。僕もそれは一緒。できるだけ長く野球をやりたいので、監督からいろいろ学べたら。ヤフオクドームは大きいし、2軍施設もすごい充実ぶりでした。成長するための環境は全てそろっている。あとは、自分次第。この環境でうまくならなかったら、もう言い訳できないです」
――選手層はかなり分厚い。割って入る自信は?
「『日本代表に選ばれるような選手になりたい』と思っているので、層の厚さはあまり関係ないと思うんです。“本物”になってしまえば、どの球団でも投げられるから。やれるとは思っています。ただ、自分に足りない部分も痛感しています。例えば、制球力。そういう実力が埋まっていけば、やれるはずだと」
――大リーグを意識した時期もあった中で、最終的に日本を選んだ理由は何だったんでしょう。
「結局は、自分の実力が上がり…