酔ってモノレールの軌道を歩き、注意した駅員を投げ飛ばしてけがをさせたとして、福岡県警は25日、北九州市小倉南区北方2丁目の大学生、亀島悠希容疑者(22)を傷害の疑いで現行犯逮捕し、発表した。「よく覚えていない」と容疑を否認しているという。
北九州モノレールでは13日にも中学生が軌道に降り、歩く様子などの動画がネットで公開された。
発表によると、亀島容疑者は24日午後11時40分ごろ、小倉南区の北九州モノレール城野駅のホームで駅員の男性(65)を投げ飛ばし、右ひざを骨折させた疑いがある。モニターでホームを監視していた駅員が、酔って軌道を歩く亀島容疑者を発見。送電を止めて亀島容疑者に注意し、ホームに引き上げた直後に、投げ飛ばされたという。
運行する北九州高速鉄道によると、この影響で運行が20分間中断し、約420人に影響が出た。軌道の側面には高い電圧がかかる電線が通っており、触れると感電死のおそれもある。同社は「危ないので絶対に降りないでほしい」としている。