経団連は6日、副会長の内山田竹志・トヨタ自動車会長が2期4年の任期満了で退任し、後任に同社の早川茂・取締役専務役員が就任する人事を内定した。社長や会長など企業トップ経験者以外が経団連副会長に就くのは異例で、トヨタと財界の微妙な距離感を示している。
渉外担当の早川氏は4月1日付でトヨタ副会長になり、5月31日の経団連定時総会で副会長に就く。就任時に企業トップ経験のない副会長は3人目となる。
トヨタは豊田章一郎氏や奥田碩氏ら社長経験者を会長職に出し、経団連を支えてきた。豊田章男社長が副会長に就けば、来年半ばに任期満了となる榊原定征会長の後任に浮上する可能性があった。
しかし、豊田社長は「私が本来…