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小金井・女子大生刺傷、被告が起訴内容認める

大学生で音楽活動をしていた冨田真由さん(21)が昨年5月、東京都小金井市でファンの男に刃物で首などを刺され重傷を負った事件で、殺人未遂などの罪に問われた群馬県伊勢崎市、無職岩埼(いわざき)友宏被告(28)の裁判員裁判の初公判が20日、東京地裁立川支部で開かれた。岩埼被告は、起訴内容に間違いがないかを問われ、「ありません」と述べた。


起訴状などによると、岩埼被告は昨年5月21日午後5時5分ごろ、小金井市本町6丁目のアーケード内で、冨田さんの首などを折り畳みナイフで何度も刺し、殺害しようとしたとされる。冨田さんは一時意識不明の状態になり、その後意識が回復。しかし、一部の神経がマヒし、心的外傷後ストレス障害(PTSD)を負うなどの後遺症が残った。


冨田さんは事前に警視庁にストーカー被害を相談していたが、警視庁は危害を加えられる切迫性があると判断しなかった。事件後、警察庁はストーカー事案について組織的に対応するよう各都道府県警に指示。警視庁は昨年12月、対応に不備があったとする検証結果を公表した。(根津弥)


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