千葉大学医学部の男子学生3人が女性に性的暴行を加えたとされる事件で、学生と共謀して女性の体を触るなどしたとして、準強制わいせつの罪に問われた医師の藤坂悠司被告(30)の初公判が20日、千葉地裁であった。藤坂被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。
藤坂被告の起訴内容は、昨年9月20日、同大医学部5年の吉元将也(23)、山田兼輔(23)両被告=いずれも集団強姦(ごうかん)罪で公判中=と千葉市内の飲食店で、酒に酔って抵抗できない状態の20代の女性の体を触るなどしたというもの。
藤坂被告は同大医学部付属病院の研修医で、吉元、山田両被告や同じ医学部5年の増田峰登被告(23)=準強姦罪で公判中=らを実習で指導する立場だった。事件では、店で同席していた別の男性医師(29)も同じ女性への準強制わいせつ容疑で書類送検された。