3アンダーでホールアウトした大城さつき
(沖縄・琉球GC 6617ヤード=パー72)
国内女子ツアーの今季開幕戦、ダイキンオーキッドレディスは2日、第1ラウンドがあり、ツアー未勝利の大城さつき(27)が4バーディー、1ボギーの69で回り、3アンダーで単独首位発進した。2打差で服部真夕、柏原明日架、大山志保が追い、3年連続賞金女王を目指すイ・ボミ(韓)はイーブンパーの5位。6年ぶり出場の宮里藍は2オーバーの13位、畑岡奈紗は4オーバーの40位。
今季のツアーは11月までほぼ休みなく、昨年と同じ38試合が組まれている。
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強風のためアンダーパーで回れたのは4人。その中で、地の利がある沖縄県糸満市出身の大城さつきが好スタートした。16番で8メートルのバーディーパットを決めるなど前半で二つスコアを伸ばし、ただ1人、60台で回った。
昨季の賞金ランク65位で今季のシード権はないが、主催者推薦で出場している。開幕前、初めて宮崎で合宿を張りこの大会に備えた。「ダイキンが一番勝ちたい試合。初めてプロの試合を見たのも、初めてボランティアをしたのもここ」。プロ9年目に、地元への恩返しの好機が巡ってきた。
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〈5位のイ・ボミ〉 「風がなくてもここはグリーンが小さくて硬く難しいから、一打、一打、一生懸命回った。今日はボギー1個。100点!」
〈13位の宮里藍〉 「沖縄らしく風が強く、ピン位置も振ってあったので、なかなか大変な一日でした。要所でよいプレーもあり、70点の初日だと思う」
〈40位の畑岡奈紗〉 「30点くらい。最近は後半に崩してしまう。今日もそこで(12番ボギーの後、13番ダブルボギー)持ちこたえることができなかった」